東京都板橋区高島平1-79-20(都営三田線西台駅 東口徒歩1分)
糖尿病の運動療法は食事療法や薬物治療と並ぶ大切な治療法の一つです。多くのメリットがある治療法ですので、分かりやすく大切なポイントをご紹介いたします。
運動療法を行うと血液中の糖分を減らす事ができ、さらにインスリンの働きをよくする効果があります。この他にもエネルギーの摂取と消費のバランスを整える働きや運動機能の低下を防ぐ働きもあり、運動療法は糖尿病を改善する大切な治療法の一つです。
運動習慣はストレスの解消のメリットもあるので、患者さんの表情や心理的な側面も大きく変化するのは糖尿病内科医であれば周知の事実です。糖尿病になってしまっても心豊かに生活するためにも運動療法を積極的に活用してみましょう。
運動療法では有酸素運動と呼ばれているウォーキングやジョギング、水泳、自転車などの運動と、レジスタンス運動という筋力トレーニングに用いられるような運動の2種類を組み合わせて治療を行います。それぞれの運動には異なる目的があり、患者さんの状態に合わせて最適な組み合わせを探していきます。
運動を行うにはどれだけの強さの運動をどれくらいの時間・頻度で行うのかが大切なポイントになります。無理の無い範囲から徐々に運動の分量を調整して運動を進める事ができますので、患者さんのニーズや希望に沿った運動療法を考えていきましょう。